キラです
「知ってるつもり」では本当に理解したとは言えません。 いつも生徒たちに伝えていることですが、じゃあお前はどうなんだというと……!
齢五十を過ぎても日々勉強でございます。
■行ってみた! 第1回 千葉地方裁判所の巻
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①6月22日月曜日。 曇天の中、稲毛海岸駅を出発します。
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②千葉みなと駅に到着。 ここからは歩きます。
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③千葉市役所を通過します。 次回はここに潜入(?)しようかしら。
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④京成千葉駅付近を通過します。 今日の目的地は、みんな大好き「きぼーる」の近くにあります。
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⑤ちょっと寄り道です。 きぼーるの手前に老舗(しにせ)洋食店のほてい屋さんがあります。
営業時間ではないので、パスします。 でも、食いしん坊の血が騒ぎます。
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⑥こんな標識があったんですね。 意識していないと「見えないもの」ってたくさんあるのだということを実感。
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⑦到着です。 ここからは、撮影禁止。
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・受付にて
今日の裁判の予定、傍聴時の注意事項などの説明を受けました。
自分がその立場ではないことはわかってはいるものの……ちょっと緊張です。
・10:10 511法廷
まず、民事裁判を傍聴します。交通事故の損害賠償に関する裁判でした。法廷の中には、原告の代理人、被告の代理人、裁判長、書記官そして私の計5人(だけ)。
私が法廷に入ったときは、次回の裁判の日時を決めているところでした。内容よりも、「裁判官って本当に黒い上着を羽織っているんだ」などとそんなところにばかり目が行きます。
・10:20 712法廷
次は刑事裁判を傍聴します。詐欺未遂事件の証人尋問が行われていました。被告人の母親が証人として出廷し、宣誓書を読み上げます。証人は弁護人・検察官・裁判官からの質問に小さな声で答えていました。ここでもなぜか私の目は、話を聞きながらずーっとボールペンをクルクル回している弁護人にばかり向かうのでした。しかし、証人尋問が終わった後は被告人に釘付けになります。当たり前のことなのですが再び手錠をされ、腰に縄をまかれて退廷する被告人を目の当たりにすると彼と私のたった1メートルの距離が例えようもないほど大きなものに感じられるのでした。
「悪いことをしてはいけない」なんてことを感じたのではなく、「越えてはいけない一線」って自分にとっては太くて高いものなんだってこと。怖かったよ。
・10:50 702法廷
どうしても傍聴したかった裁判員裁判。毎日あるわけではないと受付で言われたので、法廷に迷わず入ります。702法廷……大きいです。覚せい剤取締法違反の第1回公判でした。被告人はタイ人女性。覚せい剤4キロを密輸しようとした刑事事件です。向かって左手検察官の席に2名、右手弁護人の席に2名座っています。そして、裁判官席には中央に裁判官3名、その両脇に裁判員が3名ずつ座ります。法廷内には証拠品であるスーツケースやバッグが並べられています。私の目はどこに向かったかというと、裁判員です。男女3名ずつ、30代から50代といった雰囲気です。みなさんとても真剣に検察官、そして弁護人の話に聞き入っています。「一般市民の司法参加」が目的で始まった裁判員制度。果たして私が裁判員になったら、重大な刑事事件にちゃんと向き合えるだろうかと考えてしまいました。
行ってみた! 第1回はここまでです。 この続きは、授業で生徒たちに伝えたいと思っています。